マツエクグルーの使用には、正しい知識が必要です。
グルーの出し方や、マツエクにつける量の少しの違いで、マツエクの持続力にも影響を及ぼすことはご存知でしょうか?
アレルギーなども含め、施術時にトラブルなく安全にマツエクを楽しむためには、アイリストやサロンの心掛けがとても大切です。
また、施術を受ける側も正しい知識を得ることで、アレルギー発症のリスクを軽減することも期待できます。
こちら記事では、基本情報から使用する上での注意やトラブルの対処法まで、マツエクグルーに関して詳しくご紹介します!
目次
マツエクのグルーって何?
マツエクを装着する際に、グルーと呼ばれる専用の接着剤を使用します。
安全にマツエクを楽しむために、グルーについて詳しい知識を蓄えましょう。
マツエクのグルーとは
マツエクで言う「グルー」とは、自まつ毛にマツエクを装着するための接着剤のことを指します。
マツエクグルーは主成分、増粘剤、着色料、安定剤などで構成されており、色は透明や黒色のものが多いです。
主成分の性質上、アレルギー反応を起こしてしまう恐れがあるので、プロの施術でかつ、正しい知識を得た上で使用するようにしましょう。
マツエクのグルーはどんな成分でできているの?
マツエクのグルーは、主成分、増粘剤、着色料、安定剤、その他の複合物から作られており、シアノアクリレートを主成分として、カーボンなどの着色料で黒色から透明まで展開されています。
マツエクグルーの主成分であるシアノアクリレートは、工業用や医療用の合成接着剤に主成分として最も多く使用される成分で、約24時間かけて硬化します。
製造過程で、アレルギーを引き起こす原因となるホルムアルデヒドを放出するため、マツエクグルーは厚生省の認可を得ておらず、基本的に雑貨として販売されています。
マツエクの持続力とグルーの関係
マツエクは、グルーに含まれるシアノアクリレートの割合が高いほど、持続力が高くなります。
しかし、持続力が高くなるほど肌への刺激も強くなると言われています。
そのため、施術の際は肌質などを考慮し、グルーを選ぶ場合があります。
マツエクのグルーの種類
お肌のタイプや重視する効果によって、使用するマツエクのグルーの種類は異なります。
こちらの項目では、マツエクのグルーの種類をご紹介します。
ご自身に合ったグルーを知って、最適なサロンを選べびましょう。
マツエクグルーのタイプ
-低刺激グルー
硬化するスピードが遅く、それに伴って刺激の原因となるホルムアルデヒドの放出も遅くなるため、目に染みにくい特徴があります。
そのため、低刺激グルーは、敏感肌の方におすすめです。
-速乾性グルー
主成分のシアノアクリレートの配合率が高いほど、硬化速度は速くなります。
速乾性グルーは施術時間を短縮できるというメリットがあるため、マツエクの施術に慣れているアイリストの方におすすめです。
マツエクグルーの種類
-エチル・シアノアクリレート
マツエクグルーの中で最も速乾性と硬化に優れ、マツエクの接着強度も強いグルーです。
そのため、マツエクの持ちは良いですが、ホルムアルデヒドの揮発性も高いため刺激に弱い肌質の方の使用には十分に注意しましょう。
-ブチル・シアノアクリレート
エチル・シアノアクリレートに比べて、刺激性は低く、硬化スピードも遅いマツエクグルーです。
その分、マツエクの持ちも悪くなってしまいますが、仕上がりに柔軟性が生まれるため、折れて取れてしまうことはありません。
-エトキシエチル・シアノアクリレート
マツエクグルーの中で最も硬化スピードが遅い種類です。
持続力は他2種類に劣りますが、刺激性は非常に低くなっています。
そのため、下まつげや練習用として使用されることが多いです。
マツエクのグルーの使用方法
マツエクのグルーは、保管方法や接着方法がマツエクの持ちに影響します。
こちらの項目では、適切な保管方法、接着方法など、グルーの使用方法をご紹介します。
マツエクグルーの保管方法
マツエクグルーは、正しく保管しなければ、マツエクの持ちや施術スピードにムラが生まれてしまいます。そのため、以下の点に注意して保管しましょう。
- 【マツエクグルー保管に関する注意点】
- ・マツエクグルーは、乾燥剤を入れた専用のアルミ袋に収納する。
- ・未開封、開封に関わらず、冷蔵庫で保管する。
- ・施術開始の30分前には冷蔵庫からグルーを取り出し、常温に戻す。このとき、室温は25〜28℃であることを確認しましょう。
- ・使用する度に専用のアルミ袋にしまい、冷蔵庫に保管する。
グルーを使用したマツエクの接着方法
- 1.常温に戻したグルーを、片手に叩きつけるようにして横に振る。
- 2.ドーム形になるよう、グルーを出す。
- 3.エクステの根元部分にのみグルーを付くようにエクステをグルーにくぐらせる。
- 4.自まつげにマツエクを装着する
グルーの取り外し方法
マツエクグルーを取り外すには、専用のリムーバーが必要です。
サロンではクリーム、ジェル、リキッドタイプのリムーバーを使用していることが多いようです。
グルーの取り外しの手順は、以下の通りとなります。
- 1.精製水を染み込ませたコットンを目にのせる。
- 2.リムーバーを、自まつ毛とマツエクが接着されている部分にのせ、5分ほど置く。
- 3.ツィザーでマツエクを取り外す。
- 4.目元のコットンを変え、残ったリムーバーを拭き取る。
リムーバーは目に入ってしまうと、炎症などトラブルの原因になり、とても危険です。
グルーを取り外す際は、正しい使用方法を守りプロに任せるようにしましょう。
グルーを使用する際の注意
グルーは、目や皮膚についてしまうと危険なため、美容免許保持者でなければご自身以外の施術には使用ができません。
また、グルーを使用するには、以下に注意しましょう。
- ・換気とマスク徹底を心がけましょう
- 揮発するグルーの成分が許容量を超えてしまうと、突然アレルギーを発症することもあります。アイリストの方は、マスクの装着やサロン内の換気を行いましょう。
・硬化前に水分と混ぜない
シアノアクリレートが、完全に硬化しない間に水分と混ざると、白化現象が起きます。施術後7時間以上は目元を濡らさないよう注意しましょう。 - ・グルーのアレルギーに注意を
- グルーに対してアレルギー反応を起こす方もいます。施術時前にパッチテストを行い、使用の可否を確認しましょう。また、施術時にはワセリンでまぶたをガードしたり、専用のコーティング剤を塗り、ホルムアルデヒドの揮発を抑えるなどアレルギーに配慮を怠らないようにします。
グルーのアレルギーに関しては後ほど詳しくご説明しますので、ご確認くださいね!
もしもグルーが目に入ってしまった場合は
グルーが目に入ってしまうと、火傷のような激痛がはしり、施術の続行ができなくなります。
万が一目にグルーが入ってしまった場合は、早急に目を水で洗い流してください。
その後は眼科を受診し、適切な処置を受けるようにしましょう。
この時、マツエクに詳しい眼科であることをおすすめします。
知っておくべき、グルーアレルギーのリスク
マツエクをしている方の中には、グルーにアレルギー反応を起こしてしまう方もいらっしゃいます。
ご自身がマツエクをする際にも、以下のことに注意して、施術を受けるようにしましょう。
グルーアレルギーとは
グルーアレルギーは、主にグルーが硬化する際に放出されるホルムアルデヒドが原因で発症します。
刺激で目がしみたり、くしゃみや鼻水が出る人もいます。
また、グルーが肌についてしまうと、まぶたが腫れてしまったり、痒みを伴うこともあるため、注意が必要です。
このように、健康に関わる重大なトラブルを招かないためにも、しっかりとした知識と確認をや注意を徹底して施術できる「プロのみがマツエクを扱える」ことには納得がいきますね。
マツエクのグルーを正しく取り扱うスペシャリストになるために
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