ハンドメイド作品を販売したい!と考えたときに、どのようなことに注意すれば良いかご存知でしょうか?
ハンドメイド販売の注意点は、これから販売を始めようとお考えの方にとって、押さえておきたいポイントのひとつです。
初めて販売をする方はもちろん、経験者の方も改めて注意点を知っておくべき必見の内容ですので、最後までご覧くださいね♪
目次
ハンドメイド販売で注意することはある?
ハンドメイド販売で注意する点は、ルールやマナーがあるということ。
手作り品を販売をするということは、趣味ではなくお客様にお金を支払っていただくというハンドメイド作家というお仕事ということです。
そのため、クオリティの確かな作品作りや、ご自身の利益をしっかりとあげられる適切な価格設定なども必要です。
また、次項からお伝えする注意点の中には法律で定められていることもあるため、守っていない場合罰せられることも…
しっかりと理解することがハンドメイド作家として活動していく上で重要になってきますので、お見逃しなく!
ハンドメイド販売の基本的な注意ポイント5つ
ハンドメイド販売の基本的な注意点は大きく分けて以下の5つです。
- ・著作権、肖像権の侵害に注意
- ・他の作家さんやお店の作品をマネしない
- ・生活用品品質表示法について
- ・売上によっては確定申告が必要
- ・商用利用の特性について理解をする
著作権、肖像権の侵害に注意
手芸用品店や生地屋さんで販売されている、キャラクターがプリントされた素材は、個人で使用することを想定している物です。
デザインやレシピがオリジナルの作品でも、素材や生地に商標登録されているキャラクターやブランドの柄やロゴなどが使われている場合は販売はできません。
地元のバザーやフリマなどでもルールは守るように気をつけて販売ができると良いですね!
他の作家さんやお店の作品をマネしない
ハンドメイド作品の魅力のひとつが、既製品にはないオリジナリティの高い作品です。
だからこそ、他の作家さんのデザインをマネして販売することは、モラル的にもNGだと考えておく必要がありますよ。
トラブルに発展してしまうこともありますので絶対にやめましょう。
生活用品品質表示法について
私たち消費者が日常的に使用する家庭用品には、家庭用品品質表示法という法律が制定されています。みなさんの生活の中にもエプロンや毛布などさまざまなところで品質表示のタグが付けられています。
たとえハンドメイド品であっても、衣類など、品質表示が義務付けられているジャンルの作品を販売すると時には、品質表示の内容に不備があると、販売をすることができなくなる場合もありますので注意が必要です。
こちらの動画でも品質表示についてはご紹介していますのでご確認くださいね!
売上によっては確定申告が必要
じつは、ハンドメイド作家のお仕事でも確定申告が必要なのはご存知ですか?
ハンドメイド作品の売上が年間48万円以上の場合(副業としての場合は20万円以上)、所得税を払う必要があり、確定申告を行わなければいけません。
ご自身が確定申告を行わなければならないかどうか、しっかりと把握しておきましょう。
こちらの動画でも確定申告について解説しています。「私はどうなのかな?」と気になった方はぜひご覧になってみてくださいね♪
商用利用の特性について理解をする
手作りキットやレシピには「商用利用不可」「販売NG」の表示があることがあります。
使用した作品は商用利用禁止の旨が記載されているため、そのまま販売することはできません。
ハンドメイド作品のレシピ本などに載っている作品も、販売禁止と記載されている物もあるので注意が必要です。
ハンドメイドネット販売の注意ポイント3つ
ハンドメイド作品をネット販売する際の注意ポイントは以下の3つです。
- ・ノークレームノーリターンはNG
- ・信書の扱いに注意
- ・住所や連絡先の提示が必要な場合がある
ノークレームノーリターンはNG
「ノークレーム・ノーリターン」とは、クレームや返品を受け付けないことを指す言葉です。
もし、ハンドメイド品でも破損などがあった場合、お問い合わせ、返品ができなくなってしまいます。
そのような理由から、ハンドメイド作品の販売サイトでは、「ノークレーム・ノーリターン」の記載が禁止されていることがあります。
そのため、お客様の立場に立って作品ページやショップ説明を記載しましょう!
信書の扱いに注意
作品を販売するときに必要になってくる可能性のある、納品書や請求書などは「信書」と呼ばれ、扱いに注意が必要な書類です。
信書とは「特定の受取人に対し、差出人の意思を表示し、又は事実を通知する文書」のことで、通常宅配便などで送ることはできませんが、作品の発送時に荷物(作品)に同梱することは許されています。
信書のみを後日発送する場合などは方法が限られてきますので、注意してくださいね。
住所や連絡先の提示が必要な場合がある
ネット販売では、作家と購入してくれるお客様が直接顔を合わせることがありません。
お客様である消費者の不安を解消するために、特定商取引法で販売者の情報の表記が義務付けられています。
しかし、個人で販売しているハンドメイド作家の場合、ネット上に自宅の住所や電話番号を表示することは抵抗があります。
消費者から住所や電話番号の開示を求められた時、速やかに開示することを表記していれば、ネット上に販売者の情報を提示することは省略することも可能ですので安心して販売してくださいね。
ハンドメイドイベント販売の注意ポイント3つ
ハンドメイドイベントで販売する際に注意するポイントは以下の3つです。
- ・季節、場所、野外内で特徴が異なる
- ・やむを得ない事情でのキャンセルに伴うリスク
- ・ディスプレイ、搬入出などのアイテムが必要
季節、場所、野外内で特徴が異なる
マルシェなどのハンドメイドイベントでは、開催される季節や場所、屋外か屋内かで求められる作品の特徴も異なってきます。
ご自身が参加するイベントの特徴を把握して、ニーズに合った作品の販売ができるようにしましょう。
やむを得ない事情でのキャンセルに伴うリスク
いくら気をつけていても、突然の体調不良などのやむを得ない事情でイベント出店をキャンセルすることもあるかもしれません。
参加費の発生するイベントでは、事前に支払いを完了させ、キャンセル時に返金はされないということが多くあります。
ディスプレイ、搬入出などのアイテムが必要
ハンドメイドイベントで販売する際のディスプレイや什器などは、基本的にご自身で用意する必要があります。
屋外でのイベントでは、雨風や日差しから守るためのタープなどが必要な場合もあります。
何が必要か、事前にしっかりとチェックしておきましょう。
ハンドメイド販売にはさまざまな注意が必要です。
ぜひこちらの動画を参考になさってくださいね。
ハンドメイド作家のプロとして販売するためには?
ハンドメイド作品を商品として販売する以上、お金を伴う取引を行うということを理解して、ルールやマナーを守る必要があります。
ここまで注意するポイントをたくさんお伝えしてきましたが、不安に思われる方はどのようなポイントを押さえておけば良いのか、前もって理解しておくと安心です。
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技術を学ぶ他の講座と併せてのご受講で、卒業後すぐに安心して作家活動を開始できますよ♪
また、ひとりでは解決できない悩みを仲間や先輩作家さんと共に解決するオンラインサロン「PBブルーム」もぜひご活用くださいね。
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まとめ
ハンドメイド販売のさまざまな注意点をお伝えしました。
基本的な注意点として5つ
- ・著作権、肖像権の侵害について
- ・他の作家さんやお店の作品をマネしない
- ・生活用品品質表示法について
- ・売上によっては確定申告が必要
- ・商用利用の特性について理解をする
ネット販売についての注意点として3つ
- ・ノークレームノーリターンはNG
- ・信書の扱いに注意
- ・住所や連絡先の提示が必要な場合がある
ハンドメイドイベントで販売する際の注意点として3つ
- ・季節、場所、野外内で特徴が異なる
- ・やむを得ない事情でのキャンセルに伴うリスク
- ・ディスプレイ、搬入出などのアイテムが必要
たくさんあるように感じますが、ポイントを押さえておけば大丈夫!
ご自身の作品を販売して、ハンドメイド活動を楽しんでくださいね。
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