UVレジン初心者向け!硬化用ライトの失敗しない選び方

UVレジンのライト選びに悩んでいる方が意外と多いようです。

レジンのUVライトのおすすめはどのようなものなのか、そもそもUVライトとLEDライトはどちらが良いのかなとお困りの方もいらっしゃいます。

レジンクラフトやレジンアクセサリーをお作りする際に、必要である硬化用のレジンのライトは、大きさや価格帯、UVライトやLEDライトなど、初めての方ですと違いや選び方が難しいため、用意する際には高い壁となってしまいます。

今回は、初めてレジンを扱う方でも硬化用UVライトについて理解ができるよう、UVライトの情報を徹底的に解説していきますよ。

この記事でわかる5つのこと

  • UVライトとLEDライトって何が違うの?その違いがスッキリわかります。
  • 初心者でも迷わない、ライト選びのコツが手に入ります。
  • どんなライトの形が使いやすい?目的別のおすすめタイプを紹介。
  • レジンを安全に楽しむための基本ポイントをまとめました。
  • LEDレジンで作品づくりを始めたい方への学び方と講座情報も!

UVライトとは?種類と使い方をご紹介します。

ネット上で「UVライト」と検索をすると「ブラックライト」と「レジンやネイルの硬化用ライト」が検索結果として上がってきます。どちらも紫外線を放出するライトとなりますが、UVレジンにライトを使用する場合は、レジンの硬化用に製造されたものを使用します。

また、初心者の方が迷ってしまう硬化用のレジンのライトの事例として「UVライト」と「LEDライト」の違いがありますが、わかりやすくひとことでまとめると

point!

UVライトは光源が蛍光灯であるのに対し、LEDライトはLED(発光ダイオード)となります。

大きさや価格の違いも光源の違いに関係してくるため、後ほどそのことについても考えていきましょう。

UVライトはレジンを硬化する際に、光を照射させて使用します。光が当たった部分から固まり始め、レジン全体を硬化させるためには、あらゆる角度から光があてる必要があります。

作品の大きさによって異なりますが、3分程度照射ができれば固めることができるでしょう。

レジン硬化用のUVライトとLEDライトの違いとは?

先ほども硬化用レジンライトには、UVライトとLEDライトがあるとお話をしました。

結局どちらを用意するのが良いの?お悩みのタネになっている方もいらっしゃるかもしれませんね。

point!

これから硬化用のレジンのライトを用意する方は「LEDライト」をおすすめします。

レジンのUVライトのおすすめを知りたかった方も理由をわかりやすくお伝えしていきますので、読み進めてくださいね。

理由は、昨今のサステナブルな社会への取り組みにより、続々と蛍光灯からLED化へ切り替わっていることにあります。

LEDライトでサスティナビリティ社会への貢献

従来、硬化用のレジンのライトは蛍光灯を使用したUVライトを使用していました。その後、LEDライトが開発されその使い勝手の良さなどから、LEDライトへ切り替わっている傾向があります。

UVライトは将来なくなる可能性もある?

蛍光灯を使用したUVライトも現段階ではまだ販売はされていますが、レジンを硬化させるためのUVの効果を持続させるには定期的なランプの交換が必要です。そのため、世界で広がるSDGsの取り組みを考えると、この交換用ランプも今後、永く製造が続くとは限りません。

LEDレジンのライトは、何らかの理由により故障をしない限りは半永久的に光源を使用できるため、費用対効果から見てもLEDライトがおすすめと言えるのです。また、故障した場合も光源のコストパフォーマンスの関係上、新たなライトを用意することも容易です。

現在では、ご家庭で使用されている蛍光灯もLED電球に続々と世代交代が行われており、製造中止となった蛍光灯もあります。

家庭用の照明が消費電力が少なく、劣化のスピードも緩やかであるLED電球に代わるように、硬化用レジンライトもUVライトからLEDライトにバトンを渡す日も近いかもしれません。

UVライト・LEDライトの違いとは?

おすすめは「LEDライト」とお伝えはしましたが、光源の違いの他に、UVライトとLEDライトの根本的な違いは何なのでしょうか?

UVライトとLEDライトの違い

簡単に言いますとUVライトとLEDライトは光の波長が違います。

学生の頃、授業でも習ったように紫外線周波数の違いがあり、UVライト・LEDライトの周波数に合わせて固まるレジン液が販売されています。用意するライトに合わせて、レジン液も選び用意するようにしましょう。

従来のUVライトは蛍光灯の本数で9w〜36wと光の強さを決めているものが多いですが、LEDライトはw数が大きさによって硬化速度はさほど変わりません。そのため、ライトを選ぶ際は大きさや形状によって選ぶと良いですね。

参考の硬化時間としては、UVライト・レジンの場合は2〜3分、LEDライト・レジンの場合は45秒程度で硬化します。

UVレジンは太陽光でも固まる?

UVレジンは紫外線で固まる性質をもちますので、太陽光を使って硬化させることも可能です。ただし、時間は数十分〜数時間となるだけでなく、硬化時間が長いためその間にホコリや汚れがレジン作品に付着してしまうこともあります。
これからレジンで作品を作り続けたいと考える方は迷わず硬化用のレジンのライトを用意しましょう。

▼UVレジンについてもっと詳しく知りたい方はこちらの記事も合わせてご覧ください!

LEDライト・レジンの特徴

LED(発光ダイオード)の光で硬化するLEDレジンは透明度の高さが魅力です。

従来のUVレジンの後発レジンとして開発されているため、UVレジンのデメリットを補い、長所を伸ばすよう開発されています。

封入したビーズや押し花がきれいに見え、透明感のある作品を作ることができます。以前はUVライト/レジンを愛用していたハンドメイド作家さんの間でも、硬化のスピードの早さからLEDレジンが定着してきました。


立体的なオブジェなどの作品や、屋外・窓際に置きたい作品にはLEDライト・LEDレジンを選ぶのが良いでしょう。

UVライト
UVレジン

UVライト・レジンとLEDライト・レジンの違いについてご理解いただけたでしょうか。

▼LEDライトを使ったレジンアクセサリーの作り方を知りたい方はこちらの記事をご覧ください!

レジン硬化用UVライトの形と選び方とは?

レジン硬化用UVライト光源がLEDへ世代交代が進んでいるというお話をいたしましたが、それでもレジン硬化用としてUVライトが販売されています。それはなぜでしょうか?

一番の理由は「UVライト」を長年使用してきた歴史と、ライトの大きさにあるかもしれません。レジン硬化用ライトの大きな違いで1番最初に目につくのが大きさではないでしょうか。

ガラパゴス携帯(ガラケー)がスマホに少しずつ世代交代が行われたように、ライトも今少しずつ世代交代が行われています。まだ交代の最中と言えるかもしれません。

UVライトドーム型とレジンの材料



現在でも蛍光灯型のUVライトを使っている方も多く、在庫がある現状では市場でも販売がされています。タイマーがついていて、たくさんの作品を一度にできる大型のUVライト。やはり最新型のLEDライトに比べると大型でも従来の蛍光灯型のUVライトは安価で手に入る場合が多いかもしれません。

新たにライトを購入する際には、今後の切り替えを視野に入れて選択肢を選べると良いですね。

UVライト/LEDライトを選ぶときのおすすめの形は?

UVライトはレジンだけでなくジェルネイル施術にも使用するため、どちらを硬化させる際にも使えるように設計されているライトが多くあります。ライトの形には大きく分けて3つありますが、実際にレジンを硬化させる際にはどの形が良いのか考えていきましょう。

UVライト・LEDライトの一般的な形

  • ドーム型|UVライト・LEDライト
  • ペンライト型ライト
  • コンパクトLEDライト

ではひとつずつ取り上げてご説明いたしますね!

ドーム型|UVライト・LEDライト

ジェルネイル施術に使用する際に使い勝手の良い箱型で手を入れる部分のあるライト。ネイル施術のために、両手がすっぽり入る大型ライトも多く売られています。ネイルブランドで販売しているものや、ネイリスト向けのプロ仕様のものもあります。

「多くのパーツを一度に硬化できる」ことで、大型のライトを使用するハンドメイド作家さんも多いようです。

ペンライト型|硬化用ライト

ペン型ライトは手に持ち、光をあてたい場所へピンポイントに照射することができます。

光をあてる間ライトを手に持ち続ける必要があるため、硬化している間に別の作業ができないことが難点ですが、電池式や充電式のものが多いため、持ち運びに便利です。

イベントやワークショップなどで補助的なレジンのライトとして使用する際には活躍してくれるアイテムですね。

ミニサイズのLEDライト

小さなLEDライトを使用することにより、非常に軽量でコンパクトな硬化用ライトも登場しています。
このように立てることもできるほか、足を収納することによりペンライトのように手持ちで使用することもできるため、使い勝手が良いアイテムとなります。

それぞれの特徴をふまえて、用途に合ったライトを選んでみましょう!

UVレジンとUVライト


画像に「UVLED」と表記がありますが、LEDライトの中には「UVライトの光線」も発することができるハイブリットタイプものもあります。収縮率の関係上、UVレジンとLEDレジンを併用する際にはハイブリットのレジンライトを選ぶと良いですね。

レジンのUVライトでおすすめのものを知りたかった方はぜひ参考にしてみてくださいね。

コンパクトで使いやすい!おすすめLED-UVライトと使い方の工夫

ご家庭でのレジン制作にはコンパクトタイプのレジンLED-UVライトがおすすめです。

ミニサイズで収納に場所を取らないことが魅力です。

一度に多くの作品は作れませんが、そこは時間差で作業をするなどの工夫でカバーできますよ。

レジンのライト選びの際はサイズのほかにもタイマーの有無や、ライトの形状などを考慮して選ぶのがおすすめです。

タイマーがついているUVライトは硬化時間の目安にできるので使いやすく、効率的に作業ができます。

またライトの形状は効果のしやすさに大きく影響を与えるので重要です。

おすすめは満遍なく光が当たりやすいドーム型ですが、それ以外の形のUVライトでも少しの工夫で硬化を促進させることができますよ。

アルミホイルで囲ったUV/LEDライト

用意するのがアルミホイルです。

UVライトの周りをぐるりとアルミホイルで囲うことで光を反射させ、硬化を助けます。

アルミホイルで囲ったUV/LEDライト

不用意にUVライトの光が漏れて作業中のレジンなどが硬化してしまうことも防げるので、大変便利ですよ。

ぜひお試しくださいませ。

レジンに必要な道具についてはこちらの記事におまとめしております!

レジンで安全にUVライトを使うための注意点

レジン制作を安全に行うには、UVライトを適切に扱うことが不可欠です。

ここではレジン制作の際に意識したいポイントについてお伝えします。

UVライトで安全に作業するためのよくある質問

レジン制作に慣れていない方にとって、安全に作業を進めるにはいくつかのポイントを押さえておくことが大切です。ここではよくあるUVライトの疑問質問をまとめましたよ。

UVライトの光は直接見ても大丈夫ですか?

光を直視しないように注意しましょう。
硬化中のライトの光は刺激が強く、長時間見続けると目に負担がかかる可能性があります。
アルミホイルなどで光を遮ることで目を守ると同時に、硬化効率も上がります。

換気は必要ですか?

はい、作業中は定期的な換気を行いましょう。
レジンの硬化中にはにおいや微細な成分が発生することがあります。
長時間の作業では、室内の空気をこまめに入れ替えることが大切です。

肌への接触は大丈夫ですか?

未硬化レジンが肌につかないようにしましょう。
アレルギーやかぶれの原因になることもあるため、手袋の着用が推奨されます。
作業台にこぼれた場合も、早めにふき取るようにしましょう。

レジンの熱にも注意が必要ですか?

はい、硬化中は熱が発生します。
ライト照射後は火傷防止のため、すぐに触れずしっかり冷ましてから取り出すようにします。

硬化時間の目安はありますか?

ライトやレジンの種類によって異なりますが、以下が目安です。

  • LEDライト(6~9W):30秒~2分
  • UVライト(36W):2~4分(表裏から照射)
  • 着色レジン:長めの照射が必要

しっかり硬化できているか不安なときは?

手袋着用の上、触ってみてベタつきがなければOKです。
不十分な硬化は、アレルギーのリスクにもつながるため注意しましょう。

こうした基本的な注意点を意識しておくだけで、安心してレジン作品作りを楽しめます!ぜひ参考にしていただき安全、安心に作業をしていきましょう。

初めての方は、まずは小さな作品からスタートしてみるのもおすすめですよ。

レジンで作ることのできるそのほかのハンドメイド作品の情報はこちらの記事よりご覧いただけます。

レジンのUVライトで作れるおすすめのスマホケースデザイン

押し花で簡単可憐なスマホケースの作り方をご紹介します!

shop_rinさんの作品(※画像は参考画像です)

UVレジンスマホケースの材料と道具

  • UV・LEDライト
  • 透明なスマホケース
  • 押し花
  • ピンセット
  • UV・LEDレジン液
  • 平筆など
  • お好みのストーンやシール
  1. スマホケースにレジンを塗る
    筆でUVレジンをムラなくスピーディーに塗り広げます。
  2. 押し花を配置する
    ピンセットでバランスを見ながら、押し花を好きな位置に置いていきます。
  3. 一度硬化して押し花を固定
    UVライトを使って照射し、押し花をしっかりと固定します。
    ライトにケースが入りきらない場合は、上下に分けて照射すると安心です。
  4. 再びレジンを塗る
    押し花の上から再度レジンを塗り、ぷっくり感を出します。
  5. 装飾を加える
    ストーンやシールなどをピンセットで配置してデザインを仕上げます。
  6. 仕上げの硬化
    全体にしっかりとライトを照射し、完全に硬化させます。
  7. 完成!
    世界でひとつ、自分だけのオリジナルスマホケースの完成です。

オリジナルケースを使えば、スマホが見つけやすくなるだけでなく、毎日の気分も少し明るくなりますね!

また、スマホケースだけでなく、レジン用のシリコンモールドやフレーム枠(レジン枠)を使い、レジンの中に押花やビーズ、天然石などを封入すれば素敵なレジンアクセサリーを作ることもできますよ。

UVレジンで作ったアクセサリー
UVレジン・LEDレジンを使ったピアスの作り方はこちらの記事が参考になりますよ!
作った作品を販売する方法も合わせて知りたいという方はこちらも合わせてご覧くださいね♪

⚫︎レジン作品をもっと学びたい方におすすめの学習法とは?

レジンの楽しさをもっと広げたい方に向けて、知識と技術をしっかり学べる講座をご紹介します。

これからレジンでアクセサリーを作りたいと思っている方で、今はレジン未経験だったり初心者さんでも「ハンドメイド作家」「レジン講師」になれたらなぁと思われている方や、更にレジン技術を向上させたい方におすすめの学習法があるんです!

LEDレジンアクセサリー講座のキットとテキスト

レジンアクセサリーを作りたい方におすすめ!

お花のレジン作品を作りたい方におすすめ!

レジンの技術や知識をしっかりと学ぶことで、ハンドメイド作品の販売をしたり、講師として生徒に教えるというお仕事の幅が増えます。

LEDレジンアクセサリー講座を受講されて資格を取得されたCocac(ココアク)さんは、現在レジンアクセサリー作家として活躍されていますよ。

LEDレジンアクセサリー認定講師のハンドメイドマルシェの様子


Cocacさんは、お客様が安心して作品をお買い求めいただけるように、販売イベントへ講座で取得した資格のディプロマを持参されるそうです。

Cocacさんの素敵な作品と共に、講座を受講した理由、レジン作家になろうと思ったきっかけや、活動状況などをまとめたインタビュー記事がありますので、是非ご覧になってください。

まとめ

レジン制作に欠かせないUVライトとLEDライトの違いや、それぞれの特徴・選び方について詳しく解説しました。

特に、これからレジンに挑戦する方にとっては、安全に硬化させるためのライト選びや使い方のポイントを押さえておくことがとても大切です。

PBアカデミーでは、初心者でも安心して学べる講座や、必要な道具がそろったキット付き講座もご用意しています。もっと深く学びたい方は、ぜひ講座の詳細もチェックしてみてくださいね。

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