レジンの気泡に悩まされた経験はございませんか?
この小さな小さなレジンの気泡が、なかなかの厄介者なんです。
全てを取り除いたつもりが、後から再び浮かんできたり、潰そうとつまようじで狙うと逃げてしまい、なかなか消えてくれなかったり。
全てを綺麗に取り除くことが、結構難しいんです。
でも、気泡が入らない方が、クリアで美しいレジン作品になりますよね。
こちらの記事では、そのような困った気泡の対策方法についてお伝えいたします。
後半では、レジンについて学べる2つの認定講師資格取得講座についてもご紹介いたしますので、ぜひ最後まで楽しんでご覧くださいね!
レジンに気泡が入る理由は?

まずは、レジンに気泡が入ってしまう理由についてご説明いたしますね。
理由としては、以下のようなことが考えられます。
- ・レジン液ボトル内の気泡が一緒に入ってしまう。
- ・レジン液をモールドに注ぐ際に、空気も一緒に入り込んでしまう。
- ・封入物の細かい隙間に入った空気が、気泡となり浮かんでくる
- ・レジン液の質によるもの
- ・硬化熱により、細かい気泡が膨張し、より目立ってしまう
などがございますが、原因を知り、それに合った対処法で解決していきましょう!
レジンの気泡を防止するための便利アイテム

慎重にレジンを流し、気を付けていても気泡は入ってしまう・・・
入ってしまった気泡を取り除く、便利アイテムをご紹介いたしますね。
- ・つまようじ
- ・スポイド
- ・ピンセット
- ・エンボスヒーター
以上の4つについて、それぞれの使い方を簡単にご説明いたします。
つまようじ
つまようじなど、細く先の尖ったもので突き気泡を潰します。
気泡も潰されまい?と、逃げてしまい、なかなか上手く潰せませんので、気泡が多いと根気のいる作業となりますが、少しの気泡ならこちらで充分対応できます。
スポイド
気泡を狙い吸い上げますので、比較的短時間で消すことができますが、
スポイド内の空気を逆に入れてしまわない様に注意が必要です。
ピンセット
気泡をつまんで潰します。
こちらもつまよじ同様、気泡が逃げてしまいますので、数が多いと少々大変です。
気泡が少ない時、ピンポイントで狙いたい時には適しています。
エンボスヒーター
4つの中で、最も早く簡単に、気泡を消すことができるアイテムです。
スピーディーに消せる反面、注意点もございます。
エンボスヒーターは120℃から250℃の熱風が出ますので、火傷などに充分注意して取扱う必要がございます。
また、レジンに長く熱風を当てると、発火や変質の可能性もございますので、出来るだけ短時間に、効率よく気泡を消せるように作業しましょう。
机、テーブルに直接熱風が当たると、机表面のコーティングが溶けり、焦げたりする原因にもなりますので、こちらも充分にご注意くださいね。
レジンの隠れ気泡とは?

レジン液を流し、封入物のレイアウトもバッチリ、気泡も見当たらないし、さぁ、硬化しよう!と、いきたいところですが、少しだけお待ちくださいね!
一見気泡が無いように見えてしまう、隠れ気泡と呼ばれる現象がございます。
モールドの隅や、ベーステープと枠のほんのわずかな隙間、また、封入物であるドライフラワーの花びらに隠れて潜んでいる気泡のことです。
この隠れ気泡は、すぐに浮かんで来るのではなく、時間が経つと現れるため、あとからがっかりしてしまうことも少なくありません。
対策としては、すぐに硬化させずに、数分時間をおいてからライトを照射する、または、優しくトントンと叩いて振動を与えると、隠れていた気泡が浮かんでくる場合がございます。浮かんできた気泡を、先ほどご紹介しました方法で取り除いてくださいね。
レジンは紫外線に当たると硬化が始まります。自然光の場合は、硬化スピードはゆっくりなので、焦って作業をする必要はありませんが、しばらく置く場合は、念のため箱などに入れて光を遮ってくださいね。
硬化後にがっかりすることがないように、隠れ気泡について知っておくことで、このひと手間を加え、美しい作品に仕上げることができますね。
レジンに気泡が入らないドライフラワーの入れ方

ドライフラワーはレジンと好相性ですので、作品に取り入れてみたいと思われる方も多いのではないでしょうか。
しかし、ドライフラワーをそのまま何もせずに使うと、高い確率で気泡が発生してしまいます。
では、どうすればそれを避けられるのでしょうか?
ちょっとしたひと手間を加えることで防ぐことができますので、その方法をお伝えいたしますね!
その方法とは…ドライフラワーをレジンに入れる前に、少量のレジンに漬け、ピンセットや、つまようじなどで軽く押さえたりつまんだりすると良いと言われています。
花びらに隠れていた空気が押し出され、気泡となり浮かんできます。
あらかじめ、しっかりと空気を抜いて使用することで、気泡のないクリアな作品に仕上げることができますよ。
ドライフラワーを使って作品をお作りになる場合には、ぜひ1度お試しくださいね。
ドライフラワーを使ったレジン作品については、こちらの記事でもご紹介しています。
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まとめ

レジンの気泡対策についてお伝えいたしましたが、いかがでしたでしょうか?
レジンを扱う方は、必ずと言っていいほど気泡に悩まされたり、対策に苦戦をしているようです。
気泡ができてしまう原因を知り、その都度適切な対策で乗り切っていきましょう!
美しい作品作りのヒントとして、ご参考にしていただけると幸いです。
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